コーヒーが大好きでたまらいあなたは、こういった疑問をもったことはないでしょうか?
毎日挽いている豆なのに時間が経つと味が不味くなってしまった。
こういった疑問を抱いたことがあると思います。
そんなわたしもコーヒーの状態に疑問をもったことがあり、それについて様々なコーヒーに関する本を読んで理解し、以下にまとめてみました。
それでは一体なぜコーヒー豆は味が変化してしまうのかという疑問を解決していきます!
コーヒー豆の品質に直接関係する要因は大きく5つに分けることができます。
- 水分
- 酸素
- 光
- 温度
- コーヒーの状態
コーヒー豆の品質に直接関係する要因は大きく5つに分けることができます。
水分
焙煎豆もしくは粉に含まれる水分は最大で3%程度。これは極めて低い相対湿度に相当するため、コーヒーの吸湿性は非常に高い。劣化速度に対する水分の影響は非常に大きく(約
1.5%の水分含量増加に対して、劣化速度は1.6倍になる。なのでコーヒー豆はできるだけ乾燥した状態を保つことが望ましい。
酸素
通常空気には20%程度の酸素が含まれており、その作用がコーヒー豆の劣化の一因となっている。酸素の影響は低濃度側で非常に大きいという特徴があり、速度が10倍変わり、5%以上では大差ないという報告例もある。影響を取り除くのであれば、徹底した脱酸素が必要であるが、効果のあるレベルを達成するには脱酸素剤の使用や不活性ガス置換などが不可欠であって、家庭での実施は困難である。
光
紫外線はコーヒーの色調や風味に影響を与える。長期の保存を考えるのであれば、直射日光、蛍光灯の明かりなどは極力避けることが望ましい。
油脂類の酸化変質の指標の1つとなる過酸化物価(POV)に対する光の影響は大きく、1か月の蛍光灯下で保存した場合、暗所で保存した場合の2倍弱の数値が報告されている。
温度
水分、酸素の影響と比較して相対的に小さいという指標もあるが、おおまかには温度10℃上がると反応速度は2倍になるので高温は避けることが望ましい。
コーヒーの状態
挽かれた状態のコーヒー粉を購入される際に注意したいのは、経時変化は豆の状態に比べて
挽いた状態の方がはるかに激しい。
このことは十分に認識する必要がある。コーヒーをその都度挽かなくてよい利便性と、保存性が著しく低下するデメリットとを天秤にかけてほしい。
自宅でできるコーヒー豆の最適な保存方法
ではコーヒーの味に影響を及ぼす要因を防ぎながら長く味を保つには、どのような方法を取ると良いのでしょうか?
冷凍保存
それを踏まえた上で、冷凍保存は一般家庭でできる有効な保存方法となる。
ただし、包装状態が悪いと以下の問題がおきてしまう。
- 冷凍庫内の臭いを豆が吸収してしまう。
というのは、コーヒー豆の温度を低下させてしまうと、相対温度は上昇し、コーヒー豆の吸湿性も高くなるからである。なので出来る限り外部からの臭いを防ぐ容器にコーヒー豆を保存することが最も大事となるのでしょう。
コーヒー豆を保存する場合は密閉性の高いビンやコーヒーキャニスターを積極的に使用してみるのをおススメします。
まとめ
鮮度の高いコーヒーを飲みたい場合は最大でも1か月分の豆の量(一日一杯を目安に15g×30=450g)の購入に絞り、コーヒーキャニスターで冷凍庫に保管が望ましい。